SUSTAINABILITY

丸紅都市開発の
サステナビリティ

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社会とのかかわり

社会とのかかわり
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お客様:品質管理

品質向上に向けた取り組みへの考え方

人々が安心して長く暮らせる安全な住まいを実現し、豊かな社会づくりに貢献していくため、適切な品質管理や高品質なサービスの提供・仕組みづくりに取り組んでいます。
従業員への品質教育や、設計・施工段階における、これまでの豊富な実績に基づく独自の基準による品質管理、お客さまとのコミュニケーションを通じて、分譲、販売、竣工からお引渡後の、アフターサービスにもつなげています。

第三者機関による建物主要構造部の
チェック

建物の骨格となる主要構造部について第三者機関を使ったチェックを行っています。万が一、主要構造部で重篤な問題が発生すると建物全体への問題に発展するケースもあります。そのようなことの無いよう施工者や監理者以外のプラスアルファとしての第三者機関のチェックを導入し、チェックを導入するなどの品質管理もおこなっています。

分譲マンションにおける
住宅性能表示制度の導入

住宅性能表示制度とは、建物構造や災害への備えなど10 項目に関する評価を行い、第三者機関によって多角的な視点から住まいの評価をおこなうものです。
当社は、国土交通大臣が指定した評価機関が住宅性能の等級を評価する「設計住宅性能評価書」および、建物完成後に「建設住宅性能評価書」を分譲マンションの全物件で取得しています。設計時の性能がしっかりと建築に反映された、品質と性能を備えた住まいをお客さまに提供します。

住宅性能表示制度

お客様:さまざまなお客様のニーズを踏まえた商品開発

時代とともに刻々と移り変わるライフスタイル。流行の先端を行くセンス。先進の機能やアメニティ。時間を越え、住まう人と街に融けこむデザイン。
現代の「住まい」に求められる多彩なファクターに、当社は時代とライフスタイルを見つめ、多様化するお客様のニーズに柔軟に応え、お客様のマンションライフを高いクオリティで実現します。
2023年竣工の「グランスイート世田谷仙川(分譲済住宅72戸)」においては、第一生命グラウンド跡地の約8.9ha の複合開発エリアに、「環境に配慮した多世代交流のまちづくり」をコンセプトとして、複合開発地域内にクリニックモール、第一生命グラウンド、JJ&S フィールド(野球場)などを配し、学生用向けマンション(事業者:NTT 都市開発㈱)、サービス付高齢者向け住宅(事業者:野村不動産㈱)とともに当社が分譲マンション事業を行いました。
今後もお住まいの皆様はもちろん周辺の方にも末永くご評価いただける商品開発を行っていきます。
また、地球環境にも配慮(CO2削減)した商品開発、サービスの導入についても 推進していきます。

地球環境にも配慮(CO2削減)した商品開発、サービスの導入C02削減に向けた商品開発、採用の事例(カッコ内は採用物件一例)

  • 電気自動車用充電スタンド(MID TOWER GRAND)
  • 太陽光パネル(アトラスシティ千歳烏山グランスイート)
地球環境にも配慮(CO2削減)した商品開発、サービスの導入C02削減に向けた商品開発

地域社会:地域コミュニティの発展に貢献するまちづくり

当社は、まちづくりを通して、 “人に、 街に、 時を超える価値“を提供することを使命として、再開発事業や建替え事業などを行っています。
多彩な丸紅グループ力という強みを活かし、 人と暮らしの豊かな関係を紡ぐ新しい住まいづくりと、地域コミュニティの活性化に貢献していきます。

再開発事業

「都市機能を更新し活性化させること。そして新しい価値を創造させること。」という丸紅グループの理念のもと、総合商社グループとしての総合力を結集し、持続可能なまちづくりに貢献していきます。

  • ザ・タワー横浜北仲

    ザ・タワー横浜北仲

    西仲通り(通称もんじゃストリート)に面し、古くからの職住混合の長屋が立ち並ぶ街区。
    防災性の向上と都市機能の更新を図るために、地権者とともに市街地再開発事業として再開発組合を設立し事業を推進しました。

  • MID TOWER GRAND

    MID TOWER GRAND

    大正末期から昭和期にかけて建造されたレンガ造りの建造物が立ち並ぶ当エリアの再開発を目指し、都市計画変更を行い、地区計画(再開発等促進地区)を定め事業を推進しました。

建替え事業

丸紅グループは約60 年にわたり、「誰もが、いつでも、いつまでも」をテーマに、快適に暮らせる住空間を造り続けてきました。確かな実績と豊富な専門知識や情報、ノウハウを活かし高い資産価値を創造するマンションの実現をサポートします。
築年数が経過したマンションを再生する取り組みを進めることで、新しい価値を創造し社会課題の解決に貢献していきます。

東京都港区

東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道」駅、JR 山手線などの「渋谷」駅から徒歩圏と交通・生活利便性が極めて高い立地に位置しています。建物・設備の老朽化、耐震性などの諸問題への対応から建替えを検討し、2012 年に事業協力者として選定されました。
地権者様をはじめコンサルタント並びに設計会社とともに施設計画の策定・合意形成活動を推進しました。

建替え事業

グランスイート世田谷仙川

世田谷給田の豊かな緑に囲まれた第一生命グラウンドが、大きな芝生広場を中心として、世代を超えて色々な人々が交流する新しいまち「世田谷キューズガーデン」として生まれ変わりました。
音楽、アート、スポーツなど、楽しい「つながり」が生まれる多彩なイベントを実施しました。

地域社会:災害に強いまちづくり

当社は、人々が安心して住み続けられる、災害に強い持続可能なまちづくりを実現するため、地震や洪水などのさまざまな自然災害に対してハードとソフトの両面から対策に取り組んでいます。

災害に強いまちづくり
  • 01 新築時の水害対策

    新築時における水害対策として、ハザードマップで浸水が想定されるエリアにおいては、建物新築時に防水板や逆流防止弁等を導入しています。

    採用物件(例)

    • グランスイート千代田麹町
    • 常盤松ハウス※1
  • 02 地震対策

    超高層タワーにおける免震、制震構造等採用することで、大規模な地震が発生した際でも揺れによる被害を軽減し、入居者が安心できる環境を整備しています。

    採用物件(例)

    • MID TOWER GRAND 、
      ザ・タワー横濱北仲
    •  
  • 03 避難所の整備

    災害時の帰宅困難者の受け入れ行政と連携することで災害発生時に帰宅困難者を受け入れる体制を整え、地域の暮らしに貢献しています。

    採用物件(例)

    • グランスイート世田谷仙川※2
    • MID TOWER GRAND
  • 04 防災備品の設置

    当社の分譲マンションでは、標準仕様で設置を定めており、各物件に防災備品を設置しています。AED(自動体外式除細動機)は、メールコーナーに設置しています。

※ 上記に関しましては、すべての物件において行っているものではありません。
※1 建替物件(事業主:常盤松ハウスマンション建替組合)
※2 複合開発エリア内

取引先:お取引先様との
コミュニケーション

お取引先様と築く持続可能な
サプライチェーンの構築に向けて

当社の事業は、あらゆるステークホルダーとの関わりによって成り立っており、自社だけでなくサプライチェーンも含めた人権尊重やサステナビリティの取り組みが重要であることを認識しています。
当社は、ステークホルダーの皆様から信頼される企業であり続けるために、お取引先様と持続可能なサプライチェーンを構築することを目指しています。サプライチェーン全体での環境や社会に対する責任を果たすことで、お取引先様への安心・安全で高品質な商品・サービスの提供につなげていきます。

取り組み

「丸紅グループ人権基本方針」の遵守

当社は、丸紅グループで定める「丸紅グループ人権基本方針」(以下、本方針)を遵守し、社是「正(公正にして明朗なること)・新(進取積極的にして創意工夫を図ること)・和(互いに人格を尊重し親和協力すること)」の精神に則り、公正明朗な企業活動を通じ、経済・社会の発展、地球環境の保全に貢献する誇りある企業グループを目指します。そのうえで、事業に関わるすべての人々の人権を尊重した事業活動を行うことにより、持続的な価値創造に取り組んでいきます。

「サプライチェーンにおける
サステナビリティ基本方針」の遵守

当社は、継続的取引のある取引先※1に、丸紅グループで定める「サプライチェーンにおけるサステナビリティ基本方針」に対する理解とご協力をお願いしています。
具体的には、同方針の改訂毎に、継続的取引のある全仕入先、及び新たに継続的取引を開始する仕入先に、手交、口頭説明、或いは送付等の方法で同方針への理解と協力を求める体制を構築しています。

※1 継続的取引のある取引先には、グループ会社、サービス提供会社、製造委託先、JVパートナー、業務委託先、その他を含みます。

サプライチェーンにおけるサステナビリティ基本方針

従業員:ダイバーシティ&
インクルージョン

基本的な考え方

様々な価値観やバックグラウンドを持つ人財は、企業価値の源泉であり、ダイバーシティの推進は重要と考えています。従業員一人ひとりが個々の能力を発揮し活躍できるよう、ダイバーシティ&インクルージョンの推進に取り組んでいきます

タップで拡大画像をご覧いただけます ダイバーシティ&インクルージョンの推進 出典:丸紅株式会社HP

従業員:取り組み

多様な人材が活躍できる
キャリアデザインの推進

個々の特性やバックグラウンドの違いを尊重し、それぞれの能力を最大限に引き出す環境を整備することで、組織の競争力向上やイノベーションの促進が期待されます。
個人のスキルアップには一つの定まったキャリアパスだけでなく多様なキャリアパスの提供が重要と考え、横断的なスキル習得や異なる職種への挑戦を支援することで、個々人の強みを最大限に生かしながら成長を促します。
また、メンター制度の採用により新卒採用社員が仕事及び生活全般に関して先輩社員に相談できる体制を整備することにより、新卒採用社員の職場への早期の適応、社会人としての心得の習得及びキャリア意識の醸成を支援するとともに、先輩社員の部下の育成能力の向上も図っています。
人材採用にあたっては、応募者の能力・適性のみによる選考を行い、差別のない公正な採用活動を基本方針としています。
たとえば、本籍、性別、出身大学などにかかわらず、広く応募の機会を与える「オープンエントリー」の実施、本人の能力・適性を判断するのに不要な本籍地や宗教、家族状況などの記入欄がない「エントリーシート」、面接時は応募者の基本的人権を尊重した質問を行い、本人の能力・適性に基づく採用選考を実施しています。
シニア層の活躍推進の取り組みとして、シニア社員の豊富な知識・経験を最大限生かせるよう60 歳以降の継続雇用制度を導入し、原則、希望者全員をその対象としています。
シニア社員一人ひとりが、①自分らしいキャリアを見出し、選択できる、②働き甲斐をもって成長・活躍できるを、目指す姿とし、シニアの一層の活躍を推進しています。

女性が活躍できる制度の整備

当社では、女性総合職の採用・育成強化の一環として、ライフイベントにかかわらず活躍できる環境づくりに取り組んでいます。
「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」に基づき、2023年10月1日から4年6ヶ月間の「一般事業主行動計画(第1期)」を策定しました。この行動計画では、総合職全体に占める女性比率、育児休業取得率、年次有給休暇取得率を目標として定めており、女性の活躍推進に一層注力していきます。

女性が活躍できる制度の整備

女性活躍推進に関する行動計画(第1期 2023年10月1日~2028年3月31日)

目標1 女性労働者の割合を30%まで引き上げる

  • <取組1> 2024年 3月~女性労働者が活躍できる企業であることを求職者へ積極的広報。
  • <取組2> 2024年 10月~ 管理職候補となる男女労働者に対して管理職育成研修を実施。
  • <取組3> 2025年 4月~ 女性労働者の配置拡大と多様な職務経験の付与を実施。

目標2 男女共に仕事と育児の両立をしやすい環境を整備し、出産時、女性の育児休業取得率100%、
男性の育児休業取得率 50%を達成する

  • <取組1> 2023年 10月~育児休暇制度やそのメリットを積極的に発信し、育児の重要性を社員に認識させる。
  • <取組2> 2023年 12月~復職した社員が円滑に業務復帰できるよう、社員同士の情報交換会を企画。
  • <取組3> 2024年 4月~上司・同僚・部下のコミュニケーションを活性化するための施策を検討する。

従業員:働きやすい職場づくり

基本的な考え方

当社では、従業員一人ひとりが多様で柔軟な働き方ができるよう、各種制度や施策の拡充に努めています。
ワークライフバランスの推進や、労働安全衛生に配慮し、従業員が安心して働きつづけることができる職場環境づくりを目指しています。

取り組み

特別休暇制度の制定

年次有給休暇や育児・介護休暇の他、夏期・冬期休暇、リフレッシュ休暇などの当社独自の特別休暇制度を設けています。従業員が休暇を取って心身をリフレッシュできるよう、休暇を取得しやすい環境づくりと積極的な有給取得の促進を図っています。

柔軟な働き方の推進(リモートワーク、フレックスタイム制度等)

在宅勤務やシェアオフィスでの勤務など、勤務場所の選択肢を増やし、時間をより有効活用することで、従業員のワークライフバランスや働きがい、業務の生産性を向上することを目的として、働く場所や時間を柔軟に選択できる制度を整備しています。自宅やシェアオフィスなどの勤務場所の選択ができるリモートワーク制度を導入しています。
2023年4月からは、フレックスタイム制度を導入しました。子どもの送迎や家族の介護・通院、オフピーク通勤等、ライフスタイルに応じた働き方を支援しています。

柔軟な働き方の推進

業務効率の向上と長時間労働の是正

当社では働く従業員の安全と健康に配慮した働き方、生産性の向上による持続的成長を実現するため、以下の労働時間管理に関する方針を定めて、取り組みを行っています。

労働時間管理に関する方針

長時間労働を削減して、適正な労働時間の管理を徹底します。
健康維持・増進、及び心身ともにより良いコンディションで仕事に臨み、質の高い成果を効率的に生み出す職場環境を作ります。

業務効率の向上と長時間労働の是正

取り組み

労働時間管理のガイドラインの設定

ガイドラインには、36協定の遵守と長時間労働の削減、適正な労働時間管理の徹底、時間管理対象外である管理監督者に関しても安全配慮(健康管理)の観点から労働時間を把握すること等を定めています。

長時間労働の抑制

当社では恒常的な長時間労働を行っている部署に対しては、管理部が定期的に個別にヒアリングを行い、改善状況を確認することで、恒常的な長時間労働の削減に取り組んでいます。
また、所定外労働時間削減に向けた「ノー残業デー」を導入し、ワークライフバランスの推進にも努めています。

長時間労働の抑制

エンゲージメントサーベイの実施

エンゲージメントとは「個人と組織が一体となり、双方の成長に貢献し合う関係」であると考えています。職場環境の充実や諸制度の改善、従業員のやりがい・モチベーションの向上を目的として、2022年にエンゲージメントサーベイを導入しました。サーベイ結果から抽出された当社の強みを強化すると共に、課題については、各種施策の中で改善に向けた取り組みを行っています。

メンタルヘルス対応の強化

メンタルヘルス対応を労働安全衛生上の重要な課題として認識し対策に取り組んでいます。
全ての従業員を対象として定期的なストレスチェックを実施し、改善に向けた取り組みに繋げています。なお、高ストレス者へは産業医面談の希望があれば実施をしています。

社内報:「MRED VOICE 」の発刊

社内交流イベントの開催

年齢・性別・役職・勤続年数の垣根を超えた従業員同士のコミュニケーション機会を作るためのBBQ大会をはじめ、社内でさまざまなイベントを実施しています。

社内交流イベントの開催

従業員:人材育成

人財育成への基本的な考え方・方針

当社では、丸紅グループが人こそ「財(たから)」であるという考えに基づき策定した「グループ人財戦略」に賛同し、従業員一人ひとりが新たな価値創造を推進する『人財エコシステム』の形成を目指しています。
『人財エコシステム』とは、「マーケットバリューの高い人財」・「多様性」・「人が活き・繋がる風土」をキーワードとした、人財戦略の基本概念です。
多様なバックグランドを持つマーケットバリューの高い人財が活き活きと活動し、会社・組織を越えて行き交い・繋がり、多様な価値観や知を掛け合わせることで、新たな価値創造にチャレンジし続ける、そうした魅力溢れるエコシステムを創っていきます。
当社では、従業員一人ひとりがプロフェッショナルとして高い専門性を持って仕事に取り組むことができるよう、それぞれの資質・能力を伸ばす従業員研修プログラムを提供しています。

タップで拡大画像をご覧いただけます ダイバーシティ&インクルージョンの推進 出典:丸紅株式会社HP

研修制度・体系的な人材育成プログラム

当社では、社員の能力向上と、お客様へのさらなるサービス価値向上を図るため、外部講師による宅建講習への参加をはじめとした以下の研修を行っています。

  • 新入社員研修
  • 入社2~3年目の若手社員向け研修
  • OJTトレーナーとして新入社員を指導する中堅社員向け研修
  • 管理職向け研修 等

また、従業員の自己実現やキャリアアップのための資格取得支援制度を設けています。
必要と判断される資格に対して、その取得費用及び登録・維持費用について全額を負担する制度を用意しています。
(宅地建物取引士、再開発プランナー、建築士 等)

従業員とのコミュニケーション

定期的な1 on 1 ミーティングの実施

従業員の成長と組織のパフォーマンス向上を目的として、1 on 1 ミーティングを実施しています。透明性、信頼性、発展性を備えたコミュニケーションの場として重要な役割を果たしています。

従業員交流会

経営層と従業員や従業員同士のコミュニケーションを促進し、一体感の醸成に資することを目的として、従業員交流会を定期的に実施しています。2023年度においては、東京本社で6月と9月に開催しました。
今後も経営層と従業員のダイレクトな対話の場や従業員同士の交流の場を継続的に設けることにより、社内コミュニケーションの活性化・深化を図っていきます。